ホームページは、書籍に代わる情報源として時代と共に発達してきた。これまでは、高い費用を支払って制作業者に頼むか、記述言語(HTMLやCSSなど)を理解して操作して構築するしかなかったが、今や、メールアドレスさえあれば作れる時代となった。しかも、記述言語に関する知識がなくとも無料で制作できるブログサービスが台頭し、多くのユーザーが利用している。これは、デジタルの世界に自己主張する入り口が無料で手に入れられることを意味する。それ故、その中のコンテンツの信頼性を自分で判断できる技量が求められる。更に、Googleをはじめとした優秀な検索エンジンが数多くあり、キーボードを叩けば何でも出てくる時代である。従って、情報の洪水で頭脳が決壊し、誰しも正しく判断できなくなる可能性がある。世の中にあふれる情報を正しく判断するためには、先ず、文献や辞書など信頼できるリソースを理解しておく必要がある。これらは、何人もの専門家の眼のチェックを受けて信頼できると判断されて世の中に出版されたコンテンツである。いかなる場合でも、これらのリソースで基礎体力を備えた上で、インターネットの情報を判断する必要がある。ホームページがあふれる今の時代だからこそ、情報の判断力に神経を尖らせて判断していくことが重要である。